作品の「好き嫌い」「良い悪い」の違いをはっきりさせてみようという内容の記事です。ウマコンに限りませんが、学校では教えてくれない「マンガの読み方」とか「映画の見方」など、コンテンツ評価のやりかたについての自論を展開してみたいと思います。想像力豊かな子供を育てるのにも役立つかもと思いましたので「絵本の読み聞かせ」というシチュエーションを題材にしながらまとめてみようと思います。。っていうかタイトルって何文字までOKなんでしょうか??まだいけるか?まだいけそうですね。文字数制限ないのかな?もういい?早くはじめろ?じゃあはじめましょううう( *´艸`)あ、今思いついたけど、記事本文よりタイトルの方が文字数多かったらちょっと面白いですよね!安心してください、本文の方が文字数多いですよ(笑)【前編】
突然ですが奥さん、質問です。
あなたの子供が、いくら言ってもぜんぜん勉強しません。ヒマさえあればテレビ見たり、ゲームしたり、マンガ読んでます。さてどうしますか?何て言いますか?
「ゲームは1日1時間よ!」とか?
「早く宿題やんないとお母さん怒るよ!」とか?
そして子供は「今やろうと思ってたのに~~~!」なんて大胆な嘘をつきます。
まぁ、いろんなケースが考えられるので、いわゆる「正解のない質問」なのですが、できるだけ【良い結果】に近づけたいですよね。この場合の【良い結果】とは、「子供が言うことを聞いて勉強すること」でしょうか? 「言わなくても勉強するようになる」であれば、なおいいですよね。もっといいと「勉強しなくても成績優秀」とか。
【良い結果】にもいろいろなケースが考えられますが、少しでも良い結果に近づけられるような【誘導】をするためのヒントになるような話をしてみようかな、と思います。
前置きが長くなりましたが、話したいことは、本やマンガや映画その他さまざまなコンテンツの評価の仕方です。「好き嫌い」と「良い悪い」の違いとかね。
これをキチンと理解しておくと、いろいろな物事の判断や決断に客観的視点が加わり、自分の主観もより説得力を持って主張できる大人になる……気がします。
面白かったものは好きになる
これから、「小さい子供と絵本を読む(絵本の読み聞かせ)」というシチュエーションを想定しながら説明していきたいと思います。
絵本を読み終わりました。子供に感想を聞きましょう。
「面白かったー!」
と答えた子供は、その絵本・作品が好きになります。
何度も読んでほしいとせがみます。
そういう体験を積みかさねると、本を読む行為自体も好きになっていきます。
これは大人でも同じだと思います。読んだマンガや見た映画について「とても面白い!」という感想を持ったら、その作品や作者が好きになり、何度も見たくなりますよね。
「とても面白い!とても良かった!……でもこの作品嫌い」というパターンは、まったくないとは言い切れませんが、ほぼないと思います。
面白かったものは好きになる
「面白い」と「好き」には、「面白さを感じた」→「だから好きになった」という順番があることを言いたかったのですが、ガッテンいただけたでしょうか?
どう面白かったかを分解する
次に「面白かった」に対して、どこがどう面白かったのか分解してみましょう。大人の人でも、けっこう意識しないとできないかもしれません。
「面白かったー!」と言った子供に対して、まず「どこが面白かった?」と聞いてみましょう。
「どこが?」と聞くと、子供はシーンを答えます。
「おばあさんが川で洗濯したところー!」
「なんで面白かったの?」と聞いてみましょう。子供はどう面白かったかを答えます。
「川で洗濯したら汚いじゃん!笑えるー!キャッキャッ!」
この子の「面白かった」を分解すると、「キャラクターの行動」が「笑えた」こと、になります。こういう【面白ポイントの分解】を積み重ねていくと、その子供の「ツボ」の傾向が見えてきます。
例えば「笑えること」が多い子供には、コメディやひょうきんなキャラクターが登場する本を多く与えましょう。「面白さ」を感じる確率がアップし、「本を読むこと=楽しい」となり、「もっともっと」と自発的に本を求めて読むようになってくれると思います。
※傾向が見えても、それに適した本をお母さんが知らなかったら、うまく誘導できませんね。そういう場合は、Yahoo知恵袋などに質問してみましょう。「●●や●●が好きな子供がハマりそうな本や作品教えてください」とかね。
「どこがどう面白かったか」の「どこが」は、「シーン」だけのことではありません。例えば映画であれば「ストーリーが」「世界観が」「セリフが」「背景美術が」「照明が」「音楽が」「役者の演技が」「予算が」などのいろいろな【要素】です。
この【要素】は、コンテンツのジャンルが変わると変わります。例えばアニメであれば、「作画が」とか「声優の声が」とかが加わり、「照明」「演技」などが外れます。
「どこがどう面白かったか」の「どう」は、心が動いた【感情】です。「驚いた」「美しかった」「笑えた」「恐怖した」「キュンキュンした」「泣けた」「ためになった」など。
当たり前のことではありますが、この
【要素】×【感情】
の組み合わせで「面白さ」というものは構築されるのです。大人の人でもちゃんと分解して言語化してみると、「私はこういうポイントを面白いと評価したんだ」と、新たな気づきがあったりします。「自分を知る」ってやつですね。
図をどうぞ。
はじめはお母さんが「どこが?」「どう?」と誘導してあげれば、そのうち自分でも【面白ポイントの分解】ができるようになってくるでしょう。これが意識してちゃんとできるようになったら、読書感想文のレベルが2段くらいアップするでしょう。たぶん。
面白さは、【要素】×【感情】で分解できる…ガッテンいただけたでしょうか?
みんな大好き!【ランキング】は絶対評価か相対評価か?
ここまでできたら、あとは簡単。みんな大好き「ランキング」です。
自分の中でランキングするんです。
どこがどう面白かったか教えてくれた子供に対して、次はこう聞いてみましょう。
「おバア笑えるねー。今までで一番笑える?」
一番だったらたぶん即答です。
ちょっと考えて…「3番目くらい!」
なんて答えが返ってきたら、たいしたものです。子供は過去に読んだ絵本や、マンガなどから笑えたシーンを思い出し、ランキングってるのです。ぜひ1番、2番が何かを教えてもらいましょう。そうすることで、子供の中で「AよりBが笑える」「BよりCが笑える」と、感情度合いが客観的に評価でき、内容や感情を思い出すことで、記憶力鍛錬にもなります。
※子供がランキング評価できなさそうだったら、「じゃあ他に笑えた話って覚えてる?」という質問に切り替えてみてください。まず候補を思い出すことからゆっくり誘導してください。
大人のみなさんであれば、いろいろな【要素】または【感情】という評価軸をたくさんお持ちだと思います。
・予想を裏切られるストーリーが好き
・心に刺さるセリフがあるかどうかが大事
・泣けるかどうかをとにかく重視する
など……
まずは、そのような自分が重視する特定の軸でランキングづけるのがやりやすいでしょう。「私史上とにかく泣けた映画TOP5」とかね。
「私の好きな映画TOP10」とかって、けっこう難しいんですよね。いろいろな評価軸での面白ポイントを複合的に加算して評価しないといけませんからね。でもこれやると分析・評価力が鍛えられると思いますよ。
「めんどくさいなぁ」と思った人は、「一番好きな映画」1つでもOKです。1つのNo.1作品を心の中で持っておいて、新しく映画を見るたびに、「自分の中のNo.1を超えたかどうか」で評価してください。
判断に迷ったら、「無人島にどっちか1作しか持っていけないとしたら」で考えてください。「捨てるならどっちか?」「何度も見たいのはどっちか?」という基準です。
※ちなみに「ランキング」って相対評価だと思うんですが、どうなんでしょうかね?よく分かりません。誰かやさしく教えていただけないかしら……。Yahoo知恵袋?あーゆーのに投稿する度胸はありません!(`・ω・´)キリッ
分解した面白さをランキングすると、より評価が明確になり記憶にも残る……ガッテンいただけたでしょうか?
前編まとめ
【前編】『作品の面白さを整理する』についてまとめます。
●「面白い」と思ったから「好き」になる
●「面白い」は【要素】×【感情】で分解できる
●あとは自分ランキング
例えば、あなたの一番「好き」な映画を思い浮かべてください。
マンガでもいいです。
それは、何(要素)をどう(感情)感じて、「一番」という評価を得たのでしょうか?
一度整理してみてください。
そして、その「一番」という評価は、あなたが出会った作品群での相対的な評価です。
同じ軸で、その「一番」を超える作品があるのに出会ってないかもしれないし、これから新しく生まれてくるかもしれません。そう考えるとコンテンツを見る・読むことって、やめられませんよね。
「一番はコレ」とランキングできるほどいろいろな作品に触れられたこと、それだけで生きてて良かったと思えるし、この先「一番」を超える作品に出会える可能性があると考えると、これからも生きてみようと私は思いますよ。
さて、奥さん。できる子供育成計画のための「絵本読み聞かせのコツ」レッスン1、「絵本は読み終わってからが勝負」について、ご理解いただけたかと思いますが、まだまだお伝えしたいポイントがあります。
次回【中編】では、『 面白くない と 嫌い は違うっつてんだろコノヤロー!!』をお送りする予定です。
ヲタノシミニ(*´▽`*)
「良い子は早く離脱して寝なひゃい!」
※本記事の内容は、管理人の自論です。本記事を参考にして子供がどんな成長を遂げようが、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
※某国営テレビ局の某合点する系番組とは一切関係がありません。
※本当のトラウマで苦しまれている方々を軽視したり、蔑ろにするような意図は一切ありません。
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