【動画】ぼっちの本気見せてやる!超絶人見知りのワイがどうしてもバンドやりたくて作った自動演奏機見てや!「Wintergatan – Marble Machine (music instrument using 2000 marbles)」│YouTube
たまたまYouTubeで目にとまり、それから何回もリピートしているおススメの動画を一本紹介する。
動画の経緯
スウェーデンに住むマーティン少年は、小さい頃から極度の人見知りだった。
学校ではほとんどしゃべらず、同級生が何か話しかけたり遊びに誘おうとすると、無言で教室から出て行ってしまうので、誰も彼にしゃべりかけなくなるほどの人見知りだった。
マーティンが5歳の時に、両親は離婚し、以降母親と2人きりで暮らすこととなった。母親はオーケストラの楽団に所属していたビブラホン奏者だったが、離婚を機にオーケストラは辞め、工作機械メーカーの下請け工場で働いていた。
マーティンは母親が大好きだった。
母親に教えてもらったビブラホンを、毎日演奏していた。母親がお手製のボックスドラムと一緒にセッションするのが日課でありとても楽しかった。
母親の帰りが遅い日は、母親が工場から持ち帰ってくれた鉄片やネジなどを使って工作に没頭していた。基礎学校(日本の小~中学校)を卒業するころには、完全自作のオルゴールを作る上げるほどに。
ギムナジウム(日本の高校)に入っても、マーティンの人見知りは一向に改善しなかった。文化祭のダンスの練習も「体調が良くない」と嘘をついて逃げ続けた。ただ、同級生のバンド演奏には非常に興味を持ち、自分もやってみたいと思ったが、他人に話しかけることができないマーティンは何もできなかった。
ギムナジウム2年目の時に、母親がアレルギー性の難病を発症し入院した。半年たっても症状は良くならず、むしろ悪化していた。入院中に母親はこう言った。「マーくんに友達ができて一緒にセッションしているのを見るのがお母さんの夢なの」
マーティンは母親を元気づけようと、同級生にセッションを頼もうと何度も試みるが、どうしても声をかけることができなかった。そうこうしているうちに母親は亡くなってしまった。マーテインは深い悲しみに暮れるも、ギムナジウムは卒業。だが就職はできなかった。面接で一言もしゃべれなかったのだ。
マーティンは、オート麦農家の祖父母の家に身を寄せる。
農業を手伝ってはいたが、何もできない自分への絶望と母を失った悲しみをずっと引きずっていた。見かねた祖父は、マーティンが21歳の時にこう言う。「お前が悲しみ続けるのは勝手だがな、お母さんはきっとそんなことを望んでいないぞ。一つだけでいいから何かやりたいことを見つけろ。生きる目的を持て。」
マーティンは、母親が生きているうちに叶えてあげられなかった「友達との音楽セッション」という母親の夢を思い出した。ただ他人とはどうしてもコミュニケーションがとれない。そこで、複数の音が同時に奏でられる自動演奏機を作って母親の墓の前で演奏しようと思い立つ。
次の日からマーティンはとてもアクティブになった。図書館に行って関連情報を勉強し、自分で設計からパーツづくりを繰り返し、自動演奏機の完成に邁進した。試行錯誤を重ね、約6年半の歳月をかけてその自動演奏機は完成した。それは「マーブルマシン」と名付けられ、たくさんの小さい鉄球(ベアリングボール)の落下を利用して音を鳴らすものであった。
2010年11月、母親の命日にマーティンは母親の墓の前でこれを演奏した。
事情を知っていた近所の人も集まっていたが、その美しい音色に大きい喝采が起きた。その時に聞いていた近所の住人の一人があまりに感動したため、音楽会社に勤める知人に連絡し、プロ用のスタジオで再演奏・録音させた動画がこれである。
↓
嘘です!
正しい情報
演奏しているマーティン・モリンさんはスウェーデンの「Wintergatan(ウインターガタン)」というバンドのメンバーです。ぼっちでも人見知りでもありません。
「ウインターガタン」は4人組で、いろいろな自作楽器など、独創的な楽器を使って美しい曲を演奏しています。その活動の一環としてこの自動演奏機「マーブルマシン」を作り、ツアーなどを行っています。
安心してください、ちゃんと4人でもやってますよ↓
Wintergatan YouTubeチャンネル
この動画の「マーブルマシン」の製造工程を見ることができます。
Wintergatan 公式サイト
アルバム作品はこの1枚のみですが、シングルが他にいくつかあるようです。
おしまい
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